「聴こえやすい」を、みんなのあたり前に。
難聴者の方のコミュニケーションを支援する卓上型対話支援システム「comuoon(コミューン)」
現在、日本の難聴者数は推定約1500万人と言われており、日本国民の10人に1人が難聴者ということになります。
難聴による聴きづらさ、伝えにくさのために他人とのコミュニケーションを避けるようになってしまう難聴者の方も少なくありません。
そういったコミュニケーションの問題をサポートするために補聴器が用いられていますが、日本における補聴器使用率はなんと約14%。欧米に比べ低い使用率です。
その理由として、装着することへの恥ずかしさや聴きたい音以外の雑音まで増幅されてしまうといったことが挙げられています。
そこで難聴者側ではなく「話者側でもできる支援はないか?」という視点に立ち全く新しいコミュニケーションサポートシステムとして開発されたのが「comuoon(コミューン)」です。
重要なのは音の明瞭度
comuoon(コミューン)は従来のスピーカーと異なり、ただ音を大きくするのではなく音の明瞭度を上げることで聴こえやすさを実現しています。難聴者の多くは、音が聴こえないのではなく「音がこもって聴こえることで言葉として認識できない」というケースがほとんどです。
こもった音を単純に大きくしても聴こえにくさは変わりません。対してcomuoonはマイクから入力された音を分析し、雑音などをきれいに取り除くことで聴き取りやすいクリアな音へと変換します。画像に置き換えて説明すると、ピントが合っていない文字を拡大しても文字らしきものが書いてあることはわかっても何と書いてあるのかはわかりませんが、ピントが合っている文字であれば拡大しなくても何が書いてあるのかわかります。
また一般的なスピーカーと比べて人の声の子音にあたる中域から高域の音圧を特に高めているので一般的に聴き取りにくいとされるk、s、tといった高周波の子音も聴き分けることができます。
健聴者であっても周囲の音で相手の声が聴きづらい時に「加藤(KATO)さん」と「佐藤(SATO)さん」を聴き間違えるといった経験があるのではないでしょうか。
さらに一般のスピーカーは音が拡散してしまいますがcomuoon(コミューン)は指向性を高めることで音の拡散を制限しています。これによってより明瞭な音声を利用者に届けることができます。
実際にどのように音の明瞭度が変わるのか比較映像でご体験ください。
0dB程度の中等度難聴(※1)までの方であれば、補聴器なしでも高い効果を実証(※2)。
また、高度・重度難聴の方でも、補聴器と併用することで聴こえの改善効果が期待できます。
※1 感音難聴も含む。 ※2 九州大学耳鼻咽喉科の検証データ。
対面した状態でのコミュニケーションに最適なショットガンマイクタイプや話者が動きながら話す場合に最適なワイヤレスタイプなどコミュニケーションの状況に応じて製品タイプをお選びいただけます。